国内最大級 見所たっぷりの館鼻岸壁朝市

2019/10/26 - ファンクラブ通信

朝の眠気も吹き飛ぶにぎわい

青森県八戸市の館鼻岸壁朝市は、毎年3~12月の日曜日、夜明け前から午前9時ごろにかけて開催される、国内最大級の規模の朝市だ。全長約800メートルにわたって300以上の店が出店。毎回、多くの市民や観光客でにぎわう。

各店で売っているものはさまざまで、旬の野菜や果物、総菜といった飲食物はもちろん、衣類や靴なども。品数は数え切れないほどで、過去には自動車が売られていたこともある。

お盆時の帰省客も含めて最も人が集まるであろう8月11日と、臨時開催日だった8月14日、会場に足を運んだ。到着したのは、両日とも午前7時ごろ。

11日は前日に遅くまで飲み会があり、向かう道中はだいぶ眠かったが、会場は既に人、人、人! 予想以上の混雑具合で、その楽しげな状況に一気に眠気が吹き飛んだ。

まずは様子を観察しようと1往復すると、時期的にお盆のお供え用の花を扱う店がにぎわっていた。この他、その場ですぐに食べられる総菜の取扱店がやはり人気なよう。唐揚げとコーヒーを手にして歩いている人も多かった。

店や商品がたくさんある中でも、特に人気なのは、これまでも度々、各種メディアに取り上げられている「大安食堂」の手羽先唐揚げ「しおてば」だろうか。両日とも、店の前を何度通っても客足は途絶えていなかった。

14日は、それに釣られて自分も並んだが、そこにはまさかの〝わな〟が。店の両脇に出来ていた二つの列の一つに並んだのだが、なんとそれは、別商品を買い求める列。しおてばを買うには、もう一方の列に再度並ばなければならなかったため、結果的にこの日は断念した。しかし、好物のハムカツを二つ購入できたので良しとした。

謎のキャラクター

館鼻岸壁朝市には、会場をうろうろしている謎のキャラクターがいる。その名も「イカドン」。こわかわいい独特なルックスや、その雰囲気でじわじわと人気が高まり、今では関連グッズも多数売られている。

未公認キャラながら、その存在感はあなどれない。八戸市と八戸圏域版DMO「VISITはちのへ」、館鼻岸壁朝市を運営する協同組合湊日曜朝市会の3者によって8月11日に行われた、観光誘客と物産振興に関する協定締結式にもイカドンは登場。観光資源にも位置付けられる朝市の魅力を力強くアピールした。

特徴さまざま、複数の朝市

八戸地域では、館鼻岸壁朝市以外にも「陸奥湊駅前朝市」や「八戸うみねこ朝市」など別の朝市も複数、開かれている。どれも歴史やそれぞれの特徴があり、見どころは豊富。「早起きは三文の徳」とのことわざもある。皆さんも毎週早起きして、魅力探しをしてみては?

【デーリー東北新聞社報道部 上野貴裕】

朝市関連情報

VISITはちのへ 日本最大のカオス朝市「館鼻岸壁朝市」

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