ながいも香る、新郷の焼酎「郷の華」

2019/06/07 - ファンクラブ通信

ながいもは100%新郷産、仕込み水は地下深くからの湧水

神秘の村・青森県新郷村には、ご紹介したい特産品やスポットがいくつもある。飲むヨーグルト生キャラ煎餅に続く第3弾は、今度こそミステリースポット……といきたいところだが、その前にもうひとつ、魅力的な特産品があるという噂を聞いた。新郷産のながいもを100%使用した、本格焼酎「郷の華(さとのはな)」だ。

郷の華を造る、「泉農場新郷醸造所」代表の後藤智保さんに話を聞く。後藤さんによると、醸造所を立ち上げたSGグループの代表が、新郷の特産を作りたいという想いを持っていたという。平成18年、地域の特産品を使用した焼酎免許が解禁になると、新郷の主要農産物であるながいもを使った焼酎の開発にのりだす。「素材がよかったからか、実はあまり苦労することなくいい焼酎ができたようです。」と、後藤さん。平成19年に醸造所が完成、製造販売が始まった。

仕込みには、新郷村中里地区の地下深くから湧き出す湧水を使用している。麹は昨年の終わり頃までは手作りだったが、地元の「戸来味噌麹商店」の黄麹に切り替えたそうだ。麹屋のご主人は、工房に頻繁に足を運んでくれるという。「一緒に造ってもらっている感じで頼もしいですね」と、後藤さんは嬉しそう。新郷のながいもと水、そして地元で作られる麹が原料。まさに、特産品だ。

工房の見学もできると聞いて、手指を殺菌し、帽子を着用して、入れていただくことに。ながいもとアルコールが入り混じったような香りに包まれて、ながいもが720キロまで入る蒸し器や、釜、タンクの中をのぞいた。ここで後藤さんは、従業員と2人で、年間1万本を目指して焼酎を造っている。2人の手で丁寧に醸される郷の華。このようなお酒が新郷村で造られているとは、知らなかった。

「美酒に違いない」と、すぐにでも味わいたかったが、運転があるのでおあずけ。醸造所では販売もしているから、晩酌を楽しみに持ち帰ることにした。38度、25度、20度の3種類のうち、より香りを感じられるようにと、おすすめされた25度を購入した。

新郷村の湧き水

タンクが並ぶ工房

丸くて甘くて飲みやすい!

「ながいも焼酎は、さつまいもの焼酎よりはどちらかというといい意味で主張が少ない。万人に受ける、飲みやすさが特徴」との、後藤さんの話を思い出しながら、口に含む。瞬間、ほのかにながいもの香りが。やわらかな甘みも感じられた。飲み口は丸くて、確かに飲みやすい。上司からもらったチーズのスモークをアテに呑んだのだが、なかなかの組み合わせだった。おそらく、どんな料理とも合うだろう。

特産品だから、贈り物にも選びたくなる。とりあえず、今日の残りは焼酎好きの友人にも呑んでもらおう。焼酎の呑み方を教えてもらいがてら、一緒に。仲間と楽しめるから、お酒は楽しい。

郷の華は、青森県内の一部の酒屋や土産店、泉農場新郷醸造所オンラインショップなどで買うことができる。焼酎好きもそうでない方も、一度味わってみてはいかが?

[大人のための北東北エリアマガジン rakra ラ・クラ ライター 井藤 雪香]