おうちで楽しむ「八戸ブイヤベース」

2022/01/14 - ファンクラブ通信 | 八戸市

「八戸ブイヤベースフェスタ」って?

従来の鍋料理とは異なる新しい切り口で、多くの皆さんに八戸の魚介のおいしさを知ってほしい-。

「八戸ブイヤベースフェスタ」は、八戸市内の水産加工会社などで働く若手有志らによる団体「八戸ハマリレーションプロジェクト(HHRP)」が、「ブイヤベース」を通して地元の魚の魅力をより多くの人に伝えようと、2012年2月に始めたイベントだ。
ブイヤベースは、魚介を香味野菜で煮込む、地中海に面したフランスの港町・マルセイユ発祥の料理。同じ港町である八戸流ブイヤベースは「地元産の魚介を4種類以上使うこと」「スープを生かした締めの1皿があること」という独自のルールを設け、それをクリアしたものだけが「八戸ブイヤベース」を名乗ることができる。
市内の洋食レストランやホテルのシェフたちは、魚介類が豊富な毎年2月~3月にかけて、腕によりをかけたオリジナルのブイヤベースを提供している。参加店舗や料理が毎回変わるのも楽しみの一つだ。スタートから年月がたち、フェスタは凍てつく八戸の冬を熱くする食のイベントとして、しっかりと定着している。

缶詰になった「八戸ブイヤベーススープ」

2020年1月に発売された、フェスタ公認の缶詰「八戸ブイヤベーススープ」は、HHRP、JR東日本、八戸市が共同開発した商品。八戸港で水揚げされたサバやタラ、エビの頭などの魚介とトマトなどの野菜に、ハーブやスパイスを効かせた、うま味たっぷりのスープに仕上げた。フェスタに参加しているシェフからのアドバイスを受けながら本格的な味を追求し、1年以上の試作を重ねた労作だ。
家庭でブイヤベースを作るのは、とても手間が掛かる。しかしこのスープ缶があれば、好みの具材を加えて煮込むだけで、手軽に本格的な味を楽しむことができるのだ。

スープ缶で作るごちそう2品

このスープ缶を使って作る2品のレシピを、八戸市の「リストランテ澤内」オーナーシェフ・澤内昭宏さんに伺った。1缶で、ブイヤベースとパスタをそれぞれ2人分作ることができる。


◆ブイヤベース

【材料】(1人分)
・白身魚(1~2種類)の切り身            150g程度(今回はソイとタラ)
・貝類(ムール貝、ホタテ貝、ホッキ貝、アサリなど) 適量(今回はムール貝2個)
・刻みニンニク、オリーブオイル、小麦粉、パセリ    各適量
・飾り用の野菜                   適量(今回はミニトマトと菜の花)
・白ワイン、水                    各50ml程度
・八戸ブイヤベーススープ              4分の1程度(約100ml)

【作り方】
① 白身魚に軽く塩こしょうを振り、小麦粉をまぶす。
② フライパンにオリーブオイルをひいて熱したら、魚の皮目を下にし、上から押さえるようにしながら中火で焼く。
③ 皮にしっかりと焼き色がついたらひっくり返し、刻みニンニクとオリーブオイルを足し、およそ7割くらいまで焼く。
④ フライパンに白ワインを注ぎ、貝類とミニトマト、水を入れ、沸騰したら弱火で5分程度煮込む
⑤ ブイヤベーススープ缶をよく振って4分の1程度入れ、さらに2、3分程度弱火で煮込む。ホタテやアサリなどの貝類は、口が開いたら取り出しておく。
⑥ 味を見ながら2分程度煮込み、皿に白身魚や貝類、飾り用の野菜を盛り付ける。
⑦ ⑥にフライパンからスープを注ぎ、パセリ、オリーブオイル、こしょうをかけて出来上がり。

【コツ】
・魚は淡泊なものを。ヒラメやタイなどでも可。
・煮すぎると魚がパサパサしてしまうので注意する。

 


◆パスタ

【材料】(1人分)
・パスタ(乾麺)      80g
・ヤリイカ(真イカでも可)   1杯
・タマネギ         2分の1個
・ミニトマト        5個
・水            50ml程度
・八戸ブイヤベーススープ缶 4分の1程度(約100ml)
・オリーブオイル      適量

【作り方】
① たっぷりのお湯でパスタをゆでる。
② ゆでている間にタマネギをスライスし、オリーブオイルで炒める。
③ ②がしんなりしてきたら、フライパンに輪切りにしたヤリイカを入れて炒める。
④ ③のイカに火が通り色が変わったら、水を加えて、フライパンにこびり付いたイカやタマネギをはがしながら少し煮込む。
⑤ 縦半分に切ったミニトマトを入れて、ブイヤベーススープを加えて煮詰める
⑥ ①のパスタを表示時間の1分くらい前に出して⑤に入れ、好みの固さになるまで、スープをからめながら煮込む。
⑦ 塩やゆで汁などを使い、好みの味に調える。
⑧ 火を止めてからオリーブオイルを入れてあえる。皿に盛ったらパセリをかけて出来上がり。

【コツ】
・具材をしっかり炒めること。
・スープを入れすぎると味が濃くなりすぎるので注意する。

濃厚なスープと淡泊な白身魚のマリアージュ


ブイヤベーススープ缶そのものの味は、とても濃厚でスパイシー。ふっくらとした淡泊な白身魚に、スープ缶や具材が持つうま味がよくからみ、最高のマリアージュを楽しめる。調理時間はそれぞれ15分程度。魚介の香りを感じながらキッチンに立っているとあっという間だ。
疲れた日も、この缶詰と少しの魚介があればごちそうができる。元気な明日を迎えるため、ぜひ活用してほしい。

※「八戸ブイヤベーススープ」缶詰は、「8base」店舗などで取り扱っています。
(デーリー東北新聞社業務推進部 ライター 田名部瑠衣)