八戸発!魅惑のミックススパイス「長者様の七味にんにく」
そばやうどん、丼ものに欠かせない日本独自の香辛料・七味唐辛子。「七味」の組み合わせは商品によって多種多様で、自分の好みに合ったマイ七味を持ち歩く方もいるほど。今回のファンクラブ通信では、八戸発の七味唐辛子である「長者様の七味にんにく」をご紹介。販売から18年が経つロングセラー商品で、どんな料理にも合うとリピーター続出!その最大の特徴は青森県産にんにくが100%使用されていること。ピリッとした辛さと、ガツンとくるにんにくの香りが食欲をそそる魅惑のミックススパイスです。
長者様の七味にんにくについて
七味唐辛子の起こりは江戸時代の寛永2年、薬研堀(現在の東日本橋近辺)で初代からしや徳右衛門が漢方薬をヒントに、数種類の材料を調合したのが始まりと言われています。
「長者様の七味にんにく」は唐辛子、みかんの皮、黒ごま、白ごま、青サ、けしの実、麻の実の「七味」に加えて、青森県産のにんにくが入っていることが最大の特徴。八甲田山から吹き付ける風に耐えて育ったにんにくは旨味が凝縮しており、七味と混然一体となって爽やかで奥深い香りを醸しています。
※写真の白い粒がにんにくです。
青森のにんにくを使用した七味唐辛子開発へ
「商品価値が高く、お土産としても喜ばれる商品を作ろうと思ったのがきっかけでした」と語るのは、味の海翁堂の代表取締役・槙一郎さん。岩手県花巻市にある食品製造会社・早池峰自然科学興業とタッグを組み、「長者様の七味にんにく」の開発に乗り出しました。
「開発当初は中国産のにんにくで試していました。でもせっかくなら青森のお土産品としても利用してほしかったので、青森県産のにんにくに切り替えたんです」。青森県産のにんにくを粉末にして配合したところ、中国産のものに比べて風味も格段に良くなったそうです。唐辛子の品種や、七味の配合も試行錯誤を繰り返し、半年ほどかかってようやく納得のできる味に仕上がりました。
色んな料理にマッチする魅惑の調味料
「私も個人的に使っていますが、1ヶ月もたないですね(笑)」と、開発した槙さん自身もヘビーユーザーになっている「長者様の七味にんにく」。おすすめの使い方を聞くと、「麺類はもちろん、味噌汁や豚汁といったスープ系、漬物とか焼き物にも合いますよ」と教えてくれました。早速、筆者も焼き鳥に振りかけて食べてみましたが、ピリッとした辛さの中に、にんにくの風味がガツンと効いていて美味しくいただけました。薬味、スパイスとしてはもちろん、ふりかけや隠し味としてもおすすめです。
七味のほか一味、胡椒もラインナップ
味の海翁堂の調味料ラインナップは「長者様の七味にんにく」「長者様のにんにく胡椒」「長者様の一味にんにく」に加え、今年登場した「七味にんにくプレミアム」の4種類。すべてに青森県産のにんにくが100%使用されています。「特に七味にんにくプレミアムは長者様の七味にんにくと比べ、にんにく量が4倍になっています。より、にんにくの風味をお求めの方におすすめです」と語る槙さん。女性ターゲットを意識したおしゃれなパッケージにも注目してください。
郷土の味を詰め込んだ商品で青森を感じて欲しい
八戸市に拠点を置く株式会社 味の海翁堂の創業は1970年。海産物の加工・販売のほか、南部せんべいの製造などを行っている会社です。常に可能性を求め挑戦し続ける姿勢から、写真やイラストからオリジナルの南部せんべいを作成する「プリントせんべい」など、ユニークなサービスも展開しています。「青森のにんにくを使用した七味唐辛子もそうですが、いちご煮や八戸せんべい汁など、地元の素材や味覚を詰め込んだ商品を多数製造しています。これからも当社の商品を通じて八戸の魅力を発信していけたら」と槙さん。今後も味の海翁堂の新たな挑戦にぜひご注目ください。
味の海翁堂ネットショップでは、今回ご紹介した商品をすべて購入可能。「長者様の七味にんにく」は東京の「8base」のほか、楽天やアマゾンなどの通販サイト、全国のカルディなどで購入可能となっています。
味の海翁堂ネットショップhttps://www.kaiodo.co.jp/shop/
(フリーライター 門脇寿英)