八戸の魅力紹介・ツアー案内もできる飲食店「旅サロン海っ子八戸」

2023/09/05 - ファンクラブ通信 | 八戸市

-こだわりを感じる店内-

看板に大きく「旅サロン海っ子八戸」の文字。阿佐ヶ谷駅北口からわずか徒歩1分、ビルの2階にお店はある。階段を上り、入店するとまず目に入るのは大きいモニター2台。窓に見立てて設置されたそのモニターには、八戸が誇る種差海岸や葦毛崎展望台、八戸三社大祭の映像が流れる。まるで窓の向こうに八戸の景色が広がっているように見える仕掛けは、八戸にワープしたかのよう。

店内に入ってすぐ左手側には八戸周辺の特産品が並んだお土産コーナー、壁には八戸に関連するポスターや八幡馬の装飾など店内は八戸であふれており、視界いっぱいに広がるこだわりに八戸出身者はどこか安心感を覚えるほどだ。

-八戸愛溢れる店主-

店主の菅井圭司さんは、八戸市鮫地区出身。ウミネコの鳴き声を聞きながら幼少期を過ごしたが、11歳の時家庭の事情で東京へ。言葉のイントネーションや生活スタイルなど、八戸とあまりに異なる東京での生活に戸惑いを感じる日々だったと振り返る。

郷土への想いを抱きつつ15年の月日がたち、再度八戸を訪れたのは26歳のころ。風景や食べ物はもちろんのこと、子どものころに感じていた八戸特有の雰囲気や人の温かさを強く感じ、八戸の魅力を再確認した。それがきっかけとなり、大好きな八戸をより多くの方へ知ってもらいたいと思うように。帰京後、旅行会社エイトドアを設立し、数々のツアーを実施してきた。

しかし新型コロナウイルスの影響でツアーができなくなっていく。もどかしい日々が続く中、旅行ができなくても東京で八戸を感じられることができたらとオープンさせたのが飲食店「旅サロン海っ子八戸」だ。

-料理でさらに広がる魅力 -

海っ子八戸の料理は一般的な居酒屋メニューはもちろんだが、なんといっても地元食材を使用した八戸圏域の郷土料理やアレンジメニューが目を引く。八戸出身者には懐かしく、八戸にゆかりのない方も八戸の食文化について知るきっかけになる。

ドリンクメニューも八戸由来のもの。お店のお酒の7割は八戸酒造の日本酒「八仙」シリーズが提供されている。あれこれ試してみたいという方には、地元でも入手困難なお酒や季節限定のお酒も味わえる飲みくらべセットがおすすめだ。お店の雰囲気だけでなく料理やお酒でも八戸気分を味わえる。

メニューに迷っているお客さんがいれば、会話を通じて注文を一緒に考えることもあるそう。時には八戸や青森県の紹介本を一緒に見ながら、お酒や料理を決めるとのこと。菅井さんが八戸の魅力の一つだと謳う「人の温かさ」は、このお店でも感じることができる。

-メニュー紹介 -

「八戸せんべいサラダ」

八戸地方・岩手県北地方で広く食べられている南部せんべいをサラダのクルトンの代わりに使用した一品。南部せんべいは、小麦粉に塩と水を混ぜることでできる素朴ながらも深い味わいが特徴。ごま、ピーナッツを加えて焼いたものなど、味の種類も豊富。この料理では、ごまの南部せんべいを使用。野菜やドレッシングの水分を吸い、少しやわらかくなったせんべいとごまの香ばしさが、サラダの味と食感にアクセントを加える。

「八戸せんべい汁」

今や全国的に有名な八戸自慢の郷土料理。肉や野菜が溶け込んだ出汁をたっぷり吸った南部せんべいは、噛むたびに口いっぱいに広がる旨味と、もちもちの食感がたまらない。

せんべい汁は家庭によってバリエーションは様々だが、この店のせんべい汁はしょうゆベースで、素材を生かしたやさしい味。身も心も温まる料理に仕上がっている。

「さきいか天」

一見フライドポテトを思わせるが、食べると驚く。サクサクの衣をまとったさきいかは、噛むたびに旨味が広がる。そのまま食べてもおいしいが、マヨネーズや七味と合わせるのもおすすめ。お酒がすすむ料理だ。

「いかのポンポン焼き」

いかの水揚げ量全国上位の八戸ならではの郷土料理。いかのやわらかい胴体の中にコリコリ食感のゲソを詰めた、いか好きにはたまらない一品。ゲソはいかの内臓とともに味付けされ、クセになる味わい。みそのコクとしょうがのマイルドな辛みがいかの旨味を引き立たせる。

ポンポン焼きの名前の由来は、焼いているときに「ポンポン」と弾けた音にあると言われている。

「菊の花の酢の物」

黄色い花びらが美しく、栄養価も高い菊の花は、昭和47年から八戸の市民の花に定められている。

さっぱりとしていて夏の暑い時期でもどんどん食べられる。菊の花の黄色が色鮮やかで、見た目からも華やかな雰囲気を感じられる。

「〆サバ3種盛り」

八戸伝承の調味酢でしめた八戸の前沖サバは弾力を感じるほど身が引き締まっている。酢の味も絶妙で、しっかりとサバの脂や旨味を感じる。

今回いただいたのは、〆サバ、昆布〆サバ、炙り〆サバの3種類。ほかにも柚子〆サバ、梅酢〆サバもあり、5種類から3種類選ぶことができる。

-食を通して八戸を発信-

海っ子八戸は「旅行のプロとして八戸の魅力を伝え、ツアー案内までできる他にない飲食店」を目指す。八戸に興味はあるが行ったことがない方や、たまたま来店して初めて八戸を知った方にも、店内や料理から八戸の雰囲気を楽しんでもらい、八戸に実際に行ってみたいと思ってもらうことがこのお店の狙い。

足を運んでくれる方の中には、八戸に住んだことや訪れたことがあるという方も多い。菅井さん自身驚いたのは、出張や受験など短期の滞在でも、わざわざ八戸関連のお店を探して来てくれる八戸在住のお客さんがいること。いつものようにお客さんとコミュニケーションをとる中で、たまに入店理由を聞いてみることがあるらしい。すると、お客さんたちは口を揃えて「八戸という文字を見ただけで安心感を覚え、お店に入りたくなってしまう。」と話すのだそう。菅井さんは、「雰囲気や人の温かさが魅力の八戸だからこそ。」と取材中一番の笑顔で語る。

菅井さんが飲食店を経営しお客さんと接することで、より一層感じた八戸の魅力。一人でも多くの人に知ってもらうため、料理やお酒、安心感や心地よい雰囲気を提供しながら、今日も魅力の発信を続けている。

 

旅サロン海っ子八戸

【住所】〒166-0001 東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-3-4 ハイツセブン2F

【電話】03-5364-9395

【営業時間】17:0023:00

【定休日】なし

【アクセス】JR中央総武線 阿佐ヶ谷駅北口 徒歩1分