100年以上愛される味を受け継いだ「三島サイダーシャーベット」

2024/07/23 - ファンクラブ通信 | 八戸市

三島サイダーの味がシャーベットに

すっきり爽やかな味わいの定番「三島シトロン」と、ほんのりと甘いバナナの風味が香る「みしまバナナサイダー」。八戸の地サイダー「三島サイダー」の2つのフレーバーをシャーベットでも楽しめることをご存じですか。今回は夏にピッタリな八戸製氷冷蔵の人気商品「三島サイダーシャーベット」をご紹介いたします。

三島サイダーについて

三島サイダーの製造・販売を行う八戸製氷冷蔵は、八戸で100年以上の歴史がある氷屋さんです。創業から間もなく清涼飲料事業に着手し、フラッグシップ商品となった「三島サイダー」は今もなお多くのファンに愛されています。

商品名に入っている「三島」は、実際にサイダーに使用されている八戸の銘水「三島の湧水」に由来しています。ミネラルをたっぷり含んだ天然水に、突き抜けるような強い炭酸と、創業当時から変わらないレシピでつくられたシロップとを掛け合わせることで、爽快なのど越しと風味を生んでいます。

シャーベット誕生までの道のり

「以前から炭酸が苦手という方にも手に取ってもらえる商品をつくりたいと考えていました」と教えてくれたのは、三島サイダーシャーベットの企画に携わった同社の泉山康則さん。アイスのOEM事業を行っている「おおのミルク工房(岩手県)」とタッグを組み試行錯誤を重ねたそうです。

「カップのデザインやコスト、流通面など考えることは多かったですが、一番苦労したのはやっぱり味でした。試作した味に納得できなければまた新しい配合で試作してもらって、最終的なGOが出るまでに3ヶ月ほどかかりました」と、泉山さんは語ります。そうして誕生した「三島サイダーシャーベット」は2020年8月に発売をスタート。予想を上回る売れ行きとなり、生産が追い付かないほどの反響を呼びました。

フレーバーは2種類

三島サイダーの美味しさがギュッと凝縮された、なめらかな口当たりの「三島サイダーシャーベット」。フレーバーは「シトロン」と「バナナサイダー」の2種類で、価格は1個270円(税込)。パッケージにはサイダーのラベルのデザインがそのまま採用されています。

 

「先日、市内のイベントでパインサイダーとマンゴー&オレンジサイダーを限定販売したところ、とても好評いただきました。今後もこういった新しい挑戦をしていきたいと考えていますので、ぜひご期待ください!」と泉山さん。現在「三島サイダーシャーベット」は八食センター内サービスエイト、八戸ポータルミュージアムはっち1階カネイリミュージアムショップをはじめ、東京の8baseでも購入可能です。ちなみに東京都内の居酒屋「旅サロン 海っ子八戸」ではデザートメニューとして扱っているそうなので、お立ち寄りの際はぜひ!今年も暑い夏になりそうです。三島のシャーベットでひんやり美味しいひとときを過ごしてみてはいかがですか。

 

■八戸製氷冷蔵株式会社

https://www.8-seihyo.co.jp/

 

(フリーライター 門脇寿英)