外国人もわんさか集まる!おいらせ「○まつり」が相当クレイジーだった話。

2017/12/04 - 移住担当職員のつぶやき

このコスチュームだけでもうクレイジーな感じがしてくる。

 

移住コーディネーターのカザマです。

11月18・19日の二日間、おいらせ町で「日本一のおいらせ鮭まつり」が開催されました。

おいらせ町は、八戸の北側に位置する人口約25,000人の町で、都市機能と自然のバランスがよく取れている心地の良い町だと感じます。そんなおいらせ町で年に1度開かれるお祭りに行ってきました。

 

 

「Salmon Festival in Oirase」なんてカッコよく書いてありますが、「おいらせ鮭まつり」です。

「なぜ、おいらせで鮭まつりなのか?」というと、おいらせ町を流れる奥入瀬川は、多い年では10万尾以上の鮭が遡上することで知られており、その数は本州でもトップクラスなのだそうです。そんなおいらせ町で鮭と触れ合い、味わえるイベントということなのですね。英語表記されているのは、カッコつけてるわけじゃなくて、外国人の来場者がとっても多いからです。英語の会場MAPが用意されているし、英語が話せるスタッフも各所に配置されています。

 

そんなおいらせ鮭まつりで、当日券売り場でお手伝いさせてもらいつつ、会場の様子を観察させてもらったら、かなりクレイジーだったので紹介します。

外国人の方がチケットを買いに来た時に、通訳する係でしたが日本人と来てる人やチケット買うくらいなら困らない人も多く出番はほとんどなかったです笑。

 

200人が一斉にいけすに飛び込む「鮭のつかみどり」がクレイジー

 

メインは「鮭のつかみ取り」なんですが、合図とともにいけすの中にいっぺんに200人くらいが入って鮭を生け捕りにかかります。200人が一斉にいけすに入る様がまずクレイジーだし、鮭の気持ちを考えたら突然人間が討ち入りしてくるのでたまったもんじゃありません。制限時間は5分(5分以内につかめなかった人も、1匹持って帰れるので大丈夫です!)。鮭はけっこう力が強いらしく、尾ひれの付け根をつかむといいそうです。今年の鮭のつかみどりは前売り1000円、当日1200円でした。長靴や軍手は有料ですが会場で借りることができるので、「急に鮭つかんでみたくなった・・・」なんて気まぐれなあなたも大丈夫です。

 

 

終わったら鮭を解体してくれるサービスもあるので安心です。これがめっちゃ並ぶんですが、解体スピードが速く1時間くらいで全員分終わっていたようでした。ばらばらにされた血まみれの鮭をビニール袋に入れてわさわさ持って帰る人たちでいっぱいな様子もかなりクレイジーです。

 

レースっていうか完全に神頼み的な「サーモンレース」がクレイジー


これは10メートルの水路で鮭を泳がせてゴールすることを競い合う「サーモンレース」です。鮭が気まぐれなので、何もしなくてもさっさと10メートル泳いでしまう鮭と、うだうだして全然進まなかったり後戻りしてしまう鮭とがいます。レースと言いながら実はかなり運が試されるという、クレイジーなゲームです。気まぐれな鮭にあたるとかなり大変そうでしたが、「最後まで頑張れ~」と会場が一体となって温かく応援してくれますので、諦めずにゴールを目指してください。

 

大人も子供も、鮭をつかんで猛ダッシュ!「鮭早づかみゲーム」がクレイジー

 

ゴール付近の様子。分かりにくくてすみません。

最後に、「鮭早づかみゲーム」を紹介します。これは、いけすまで走って鮭を取って戻ってくる速さを競うゲームです。書いてみるとなんてことはないのですが、見ているとこれが一番クレイジーです。いけすが結構遠いんです。50メートルなんてもんじゃないんです。80メートルとか100メートルとか、それぐらい離れているんです。子ども部門はまだほほえましかったけど、大人部門はかなりホンキです。すごい勢いで鮭を抱えてダッシュしてくる大人たちの様子は相当クレイジーです。見ている方が戦々恐々です。順位によって商品が決まっているからでしょうか、大人は特に必死です。

 

「ゲームはちょっと・・・」というあなたも大丈夫!おいしい鮭料理でほっこりしましょ

 

会場には、クレイジーなゲームのほかにも鮭の販売コーナーがあったり、鮭を使ったグルメを味わえたりなど、ゲームに参加しなくても鮭を楽しめる鮭コンテンツがたくさんありました。11月下旬の河川敷はかなり寒かったですが、鮭のつかみ取りに挑む外国人の方は短パンにビーサンだったりして、たくましさ120%でした。

個人的には、お手伝いとはいえ鮭まつりに行ったにも関わらず鮭を一口も食べずに会場を後にしてしまったことが心残りで仕方ありません。来年は鮭つかみ取りにチャレンジ→冷えた体を鮭いっぱい汁で温めるという王道コースを楽しみたいと思います。

おいらせ鮭まつりは毎年11月下旬の土日に、しもだサーモンパーク(奥入瀬川河川敷内)で開催されます。ぜひ、行ってみてください。

 

「おいらせ町に住んでみたい!」と思ったら・・・

そんなおいらせ町では、地域おこし協力隊を募集しています。町の担当者と一緒に、移住希望者にとって必要なサポート体制を作ったり、自分目線でおいらせ町の風景や町民を取材して記事を書いて発信したり、イベントを企画したりなど、「どうしたら住みたいと思ってもらえる町になるか」をたくさん試行錯誤しながら、町の人たちと一緒に作っていく仕事です。

・たくさんの人に会うのが好きな人

・知られざるスポットを発掘するのが好きな人

・文章を書くのが好きな人、なんらかで書く仕事がしてみたいと思っている人

・想いがある人と仕事がしたい人

・0→1を作るスタートアップに興味がある人

・人の気持ちに寄り添うのが得意、好きな人

などがいいんじゃないかなと思います。

任期が終わるころには、町内の枠を越えたたくさんの人と繋がれる仕事だと思います。興味のある人は「企画財政課」までお問い合わせを。

※おいらせ町では、移住情報がまとまったポータルサイトを開設しています。ぜひご覧ください。 おいらせ町移住ポータルサイト