たっこまちの暮らしを楽しもう 第2弾 旬の味「生にんにく」編
みなさん、田子町(たっこまち)と言えば何を思い出しますか?
田子町と言えばやはり「にんにく」です。
今週より、いよいよ今年度産の「にんにく」の収穫がはじまりました。
町内では、いたるところでにんにくの香りが漂っています。
臭いがするだけで、なぜか元気になったような気分になりますね(^^♪
にんにくの収穫時期は、6月下旬から7月初旬迄で、あまり期間をかけず
各農家で一気に収穫をします。
一気に収穫するのには、にんにくの成長に特徴があります。
通常の露地栽培では、6月の初旬頃では土の中にあるにんにくは、とても小さいのです。
梅雨の時期に近づくにつれて雨が降り、そして晴天が続くと、にんにくは数週間で
一気に大きくなり、収穫適期となります。
収穫適期を過ぎると、今度はにんにくは大きくなりますが、球に割れが入り、市場での
取引価格は下がってきます。
味は変わりませんが、見た目で売値が下がるのです。
ですので、田子町の農家は今がいちばん人手が必要な時期となっています。
梅雨の時期まで収穫の期間が入ってしまうと、今度はにんにくに病気が付きやすくも
なるから、とても大事な時期なります。
こうして収穫されたにんにくは、長期保存させるため、根切り作業後にすぐに熱処理を加える、「乾燥作業」が各農家で
行われます。
ここで大事なポイントなのですが、スーパーや加工食品で表示される
「生にんにく」とは、にんにく農家の方たちが言う「生にんにく」とは実はちょっと違います。
スーパーで一年中手にすることができる「にんにく」は正しくは「乾燥にんにく」と言います。
これは、強制的に熱処理をし、掘り取り状態から水分を約30パーセント脱水し、長期保存が
できるように処理したものを言います。
※乾燥処理は約1ヶ月で、新ものが出荷されるのは8月初旬が一般的
乾燥にんにくは、にんにくの皮を剥くと白い薄皮で剥ける状態のことです。
一方、生にんにくの場合は、例えて言うなら玉ねぎの白い部分を剥くような感じに似ています。
ですので、この収穫作業の時に乾燥処理しないものを、わざわざ取り出して販売しているものが
本物の「生にんにく」となります。
今週末でもまだ入手できます。
作業は人手が必要で、特に田子町ではにんにく収穫に人手不足が深刻です。
農家さんのところにお手伝いしに行くと、お礼に「生ニンニク」!という事が良くあります。
農家の気分を味わいながら、この時期に短期で農家体験する生活もこれからは良いかもしれませんね。
前回、田植えでご紹介させていただいた宮村さんのところなどでも、作業してくれる方を募集して
いるようですので、ご興味のある方は是非。
また、田子町移住担当でも農家さんのご紹介もできますのでお気軽にお問合せ下さい。
問い合わせ先
◆田子町住民課 子育て定住移住室 0179-23-0678
e-mail takko0303a@town.takko.lg.jp
写真撮影協力 みやむ~のにんにく
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