WE LOVE GOAL! 夢のゴールに、続く街。八戸 ヴァンラーレ八戸編

2018/12/10 - 八戸市

WE LOVE GOAL! 夢のゴールに、続く街。八戸
ヴァンラーレ八戸編 #22 穂積 諒 選手インタビュー

「好きなことを一生懸命にやってほしい。壁は必ず越えられる。」
(平成30年11月29日取材)

八戸市シティプロモーション動画「WE LOVE GOAL! 夢のゴールに、続く街。八戸」のヴァンラーレ八戸編に
出演していただいた穂積選手。

穂積選手にサッカーとの出会い、ヴァンラーレ八戸との出会い、そして、次の夢への挑戦についてお話いただきました。

サッカーとの出会いと夢

ヴァンラーレ八戸 穂積選手

―――ご出身はどちらでしょうか?
「千葉県千葉市になります。」

―――サッカーはいつ頃から始められたのでしょうか?
「幼稚園の年少からサッカーを始めました。幼馴染がサッカーをやると聞いて、僕もサッカーをやるとついていってはじめました。幼稚園にはサッカースクールのようなサッカーチームがあり、週1回の練習がありましたし、大会もありました。関東大会にも出場して、準優勝をしたこともあります。その当時がメダルを一番多く持っていたと思います(笑)。」

―――サッカー選手になろうと決めたきっかけはありますか?
「幼稚園からずっとサッカーを続けてきました。幼稚園の頃から、サッカー選手になると言い続けていました。サッカー選手になるために、中学校、高校、大学という進路を決める分岐点がありますが、サッカー選手になるという夢を変えずに選択してきました。」

ヴァンラーレ八戸との運命的な出会い

―――ヴァンラーレ八戸に入団して何年目になりますか?
「今年で2年目になります。」

―――ヴァンラーレ八戸に入団したきっかけはなんでしょうか?
「正直言って、ずっと関東で暮らしていたので、青森県、そして、八戸市で僕がプレーをするというイメージを持っていませんでした(笑)。」
「先ほど、サッカー選手になる夢を追いかけて、分岐点があり、選手になるための道を選択してきたと言いましたが、大学4年生の時に、サッカー選手を辞めるということを考えました。実は就職活動もしていましたし、最後のあがきで、サッカー選手になるため、いろんなチームのテストも受けていました。
いよいよ、サッカーを辞めよう、就職をしようと家族会議が開かれているとき、大学の監督から電話がありました。
電話で当時の監督から『ヴァンラーレ八戸に行かないか』と話があったとき、思わず笑ってしまいました。
こんなめぐり合わせがあるんだなって。
実は、大学4年生の10月に、ヴァンラーレ八戸のパンフレットを見て、市川大祐選手という有名な方が八戸でプレーをしているというのを知っていて、振り返ると運命的なものを感じます。」

そして、家族のもとにいって、『俺、八戸に行くわ!』って言ったと思います。(笑)」

―――御家族の反応はどうでしたか?
「ただ、ただ、笑っていたと思います。そして、両親は『自分が決めたんだから、いってらっしゃい』と言ってくれたと思います。それしか、記憶がないんですよね。」

ヴァンラーレ八戸での練習とサポーターの方々の温かい声援


―――ヴァンラーレ八戸に入団し、練習環境はどうですか?

「ヴァンラーレ八戸に入る前の大学サッカーは、選手の年齢差が3歳しかない世界です。それが、ヴァンラーレ八戸に入ると、10歳以上の年齢差もあったりします。やりにくさを感じるときもありましたが、全国各地から選手が集まってくるので、多くの刺激を受けて、プラスになっています。
また、JFLでは全国各地のチームと試合をしてきました。JFLの中で、八戸は、ダイハツスタジアムがあるので、とても恵まれた環境でプレーし、練習できているんだと感じました。さらに、地域のお母さんが僕たちのためにご飯をつくってくれる、こんなところは他にないと思います。」

―――試合以外では、保育園や幼稚園のスクールにも行っていらっしゃいますよね。
「子どもたちを見て、僕が教わることも多いんです。子どもたちに教えている時に、自分の練習をふとを思い出し、僕はきちんと練習出来ていたのだろうかと自問するときがあります。もし、練習をしたのかと言われたら、やっていなかったと気づかされることがありました。プレーをする立場、教える立場の両方に立つことができ、自分のサッカーへの姿勢へと活かすことができています。」

―――サポーターの皆さんの印象はどうでしょうか?
「サポーターの皆さんとは、サイン会やイベントで接することが一番多いです。ヴァンラーレ八戸はチームとサポーターとの距離がとても近いのが特長だと思います。そして、いつも、私たちに、温かく、励ましの声をかけてくれるんです。試合会場では、ほんとに多くの方々が声援を送ってくれる。その分、自分の中には、試合のプレーで返そうという責任感が出てきます。ほんとに、サポーターの皆さんは、僕たちにとって大切な存在です。
そして、試合会場では、スクール生の子どもたちが、かわいらしい高いキーで『りょーうコーチ!』と応援してくれる声援が、僕の耳に届きます。色々な方々が試合会場に駆けつけて、応援してくれる分、練習も励みになります。」

―――穂積選手にとってサッカーとは?
「やばい、かっこいい質問ですね(笑)。
(少し考えて)サッカーは人生そのものです。サッカーしかやったことがない。人生をかけてきたものです。サッカーなしに人生を語れないと思います。」

次の夢のステージに向けて

―――J3に参入しますが、挑戦したいことは?
「ヴァンラーレ八戸に入団できたことは、大変うれしかったことです。幼い頃からの夢はJリーグでプレーするということでした。その夢に一歩近づきました。今のヴァンラーレ八戸はとてもいいチームです。J3でもやっていけると思っています。J3というステージにたったとき、私達は失うものは何もないチャレンジャーです。名の知れた選手とわたりあい、そして、勝ちたい。そして、歴代のヴァンラーレ八戸の選手として名前を刻んでもらえるように頑張りたいです。」

―――八戸で夢に向かって挑戦している子どもたちへメッセージを
「単純に、今、挑戦していることが“好き”かどうか。自分は中学校も高校も有名な学校ではありません。大学もトップレベルでやってきたわけではありません。ひたすら自主練習をしてきました。いわゆる、経歴コンプレックスってやつですね(笑)。
夢はあっても、必ず壁にぶつかるんです。自分の好きという気持ち、だから強くなりたいという意思があれば、その壁を乗り越えられるんだと思います。絶対にあきらめないで、好きだったら、その壁を乗り越えるようにチャレンジしてほしい。好きなことを一生懸命にやってほしいです。」

取材後、穂積選手から八戸の食の美味しさもふれていただきました。
J3の各チームのサポーターの皆さんも、八戸にお越しの際は八戸の鯖を堪能してはいかがでしょうか。

――――八戸は特に鯖が美味しい!
ずっと千葉県で暮らしていたので、八戸の気温は秋から春先にかけて寒いなと感じます(笑)。
でも、八戸の食はとても美味しいと思います。僕は、特に鯖が大好きで、千葉で暮らしていた頃からよく食べていますが、八戸の鯖はとても美味しいです。他には、牡蠣も好物なので、八食センターによく行っています。まだ、朝市に行っていないので、機会があれば、行ってみたいと思います。

ヴァンラーレ八戸、そして、穂積選手の活躍を応援しています。

インタビューを読んでいただいた後に、「WE LOVE GOAL! 〜夢のゴールへと続く街〜」をご覧いただけると
選手たちの魅力がより伝わると思います。